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【飲食店の集客方法】繁盛店の集客方法の本質とは

外食業界を語るうえで欠かせないのが、近年よく耳にするようになった「中食産業」である

「外食」とは食堂やレストラン等へ出かけて食事をすることをいい
「内食」は外食の対語で、家で料理したものを食べることをいいます。

その一方中食は、「持ち帰り弁当や惣菜など、そのまま食事として食べられる状態に調理されたものを、家などに持ち帰って利用すること」形態であり、中食の由来は内食と外食の中間だからと言われています。

中食という言葉が登場したのは働く女性やコンビニエンスストアが社会に定着した1980年代頃からだといわれており、中食の歴史はまだ浅く「外食」「内食」「中食」の線引きには曖昧なグレーゾーンが存在します。

例えば、ファーストフードのハンバーガーをテイクアウトし家で食べた場合は「中食」になるが、統計上は「外食」になることが多い。さらに肉屋のコロッケ、魚屋の刺身を家で食べると中食に見えるが肉屋や魚屋は主に「内食」を売っているお店のため「内食」でカウントされ、このような曖昧さがあるのが中食の特徴です。

「外食」「内食」「中食」との関係を図にするとこのようになります。


中食のタイプ

中食のタイプとしては
@スーパー、コンビニ、弁当、デパ地下などで売られている弁当・調理済み食品・惣菜などのテイクアウト
A宅配ピザ、中華、寿司などのデリバリー
B自宅や特定の場所で調理をしてもらうケータリング

の3つがあります。
中でもコンビニエンスストアの成長が中食産業の一躍をになっています。その要因として配送システムの高度化、冷凍技術、真空技術、高圧加工技術等を駆使した食品の品質維持技術の向上といったものが、低価格と高価格を両立させながら選択の幅も広げ提供しながら店舗数を増やしていき、今では中食産業を6兆円規模の市場へと成長させていったのです。

現代の日本の社会は婚姻率の低下や高齢者の増加による単身世帯が増えており、一人で食事割合が増えた「個食化」家庭での料理が簡単なことから外食市場が縮小する中でも順調に伸びており、外食産業総合調査研究センターの推計によると中食産業は外食産業の4分の1の市場規模にまで成長したとされている。