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【飲食店の集客方法】繁盛店の集客方法の本質とは

【飲食店の集客方法】繁盛店の集客方法の本質とは外食産業について>外食産業のこれから

外食産業のこれからHEADLINE

総務省の家計調査によると、世帯(2人以上)ごとの外食支出金額の減少が続いており、来客数を伸ばしているのは主に低価格店舗が中心となっている

今後も少子高齢化に加え、景気悪化が続くことから外食産業における低価格競争は避けられないでしょう。

次に伸び悩む外食産業とは反対に中食産業は社会的背景とも相まって飲食店には驚異的な存在となっています。

しかし「外食」と「中食」見方を変え少しの努力によっては堅く結びつき共存し、大きな市場と成り得る可能性も秘めています。大手企業すかいらーくのように、中食事業を手がける外食企業が増えてきているからです。

しかし、新たな業態を一から開発していくことは相当なコストがかかることは否めまい。しかし、M&Aは小さいリスクでしかも短期間に業態を拡大することができます。今後は、中食事業を新たに展開していく企業よりも、M&A等により中食等の新業態を拡大させていく動きが強まるものと思われる。

ちなみに、M&A(エムアンドエー)とは、「Mergers(合併) and Acquisitions(買収)」の略語で、直訳では「企業の合併・買収」のことを言います。 一般的にM&Aという場合は、企業全体の合併・買収だけでなく、株式譲渡・新株引受・株式交換、事業譲渡、合併、会社分割などの様々な手法があり、特定の事業の譲渡やゆるやかな資本業務提携などを含めた広い意味での企業提携の総称として使われています。

ここ最近では平成22年、業界最大手のゼンショーはなか卯、大和フーヅを子会社化。
さらに平成24年10月、居酒屋大手のコロワイドが『牛角』、『土間土間』などを展開するレインズインターナショナルを子会社化しました。

一方、不採算店舗の業態転換も見られます。ファミレス大手のすかいらーくグループは、不採算店舗の一部をガストからステーキハウスガストへ変更。
ロイヤルHDも同様に、不採算店の一部を『ロイヤルホスト』から『カーボーイ家族』へ変更しました。

業界環境の厳しさは続くため、業績が悪化する企業が増えることにより売却ニーズの増大が見込まれ、さらにM&Aが活発化することでしょう。

新規出店や店舗改装、M&A、業態転換など様々な戦略をとる飲食各社。市場縮小の中、多様化する消費者ニーズをいかに捉えるか。厳しい環境が続く中、こうした動きは今後も加速するものと見られます。

次に挙げられるキーワードは、「差別化」である。

少し前までは飲食店において「隠れ家的」が流行っていましたが、最初は新鮮だった個室などの空間も、もはや珍しくなく似たようなコンセプトや内容の店が多く、もはや隠れ家的は「個性」ではなくなり、来店動機にも繋がらなくなった。

今後は、社会的背景との関連性を考慮し、提供方法や商品等の面で更なる「明確な差別化」「独自の強み」に取り組むことが厳しい生存競争を勝ち抜くために重要となるでしょう。

そして三つ目のキーワードは「安全」である。

2003年から見るとBSE問題や鳥インフルエンザ、2011年の東日本大震災による放射能そして産地偽装等様々な出来事があり、その度に「食の安全」に対する関心が高まっていきました。

「より美味しい物を、より安全に」。簡単なようで難しい消費者のこのニーズに、どうやって応えていくかが重要である。